あらすじ・ネタバレ

◆概要
兄を亡くしたヒカルが入学した高校に兄に似ている先輩に恋をするが、結構クズなやつだったり、初めて仲良くなった女の子が万引き常習犯だったりして、人生うまく行かないと悩みながら泣かないように高校生活を奮闘する話。

◆おすすめする人
・高校生活苦労している人
・複雑な恋愛が好きな人
・お兄ちゃんキャラが好きな人

◆あらすじ
５年前に父と母が離婚し、２年前に兄が交通事故にあったヒカルは今日から高校生だ。幼馴染の勝也と今まであった辛いことの代わりに、これからの高校生活を楽しもうと期待を胸に登校した。
そんな矢先、下駄箱でコケたヒカルは運がないなと思ったが、そこに現れ、助けてくれたネネと友達になる。
また、廊下で兄に似た先輩三木に一目惚れをし、名前まで覚えてもらえ、ネネの策略もあり告白も成功し、キスまでした。
高校は楽しく過ごせそうと思っていた。
放課後、ネネと買い物に行った時に、可愛いグロスを見つけたが、お金がないと言っているとネネが万引きをしてヒカルに渡す。万引きをすることを否定すると｢うるさいこというなら他あたって｣と友達をやめる宣言をされる。その帰り道、三木が他の女の子とラブホから出てくるのを見かける。すかさず、｢私は何なんですか｣と聞くと｢ヒカルちゃん｣と言われる。会ってすぐに縛る方が悪いと言われ、泣きそうなヒカル。たまたまいた勝也に慰められていると、三木と仲がいい潤先輩に｢変な男に捕まるなよ｣と言われ潤に惹かれ始める。
その後、ネネは改心し、ヒカルの間違いを正してくれる姿勢に尊敬してくれるようになった。また、潤ともなかなか、いい感じに。
しかし、潤には血の繋がっていない妹がおり、その妹に束縛のような執着のようなものをされていた。
ヒカルも兄がいたことから潤の妹を説得し、潤も妹もそれぞれ頑張って生きようとなった。
そのこともあり、潤とまたいい感じになって終わりとなる。

◆おもしろポイント
ヒカルのちょっとぶりっこで精神的に弱い女子校生らしさはちょっといじらしく、いらつく人もいるかもしれないが、リアルでネガティブながらも前向きに生きようとする姿は応援したくなる。
また、ヒカルの周りは兄属性が多いため、読んでいてたくさんのお兄ちゃんがいるなと思う。少し、兄属性がおおすぎて笑ってしまう。
ネネの話については自分なら友達に言えないなと思うので、それに対してネネも気づいたことにも大人なんだなとネネがすごく魅力的に見える。
今後潤とどうやって結ばれるのか気になって次巻を待っていたが、おそらく、打ち切りになってしまった作品なので、妄想するしかないのもある意味面白いポイントである。